Tシャツつくったり放ったらかしにしたり

わ:hiro@hepo.jp

Tシャツつくったり放ったらかしにしたり


夏はTシャツばっかり着ている。Tシャツ大好き。
社会人になってから、私服で過ごす時間というのは週末ぐらいしかないので、
その貴重な時間を惜しむようにTシャツを着る。

ところが、ここのところ新しいTシャツを買う意欲が湧かない。
好きなバンドのTシャツは買ったりするけど、それ以外だと無地のものを買うことが増えた。 あと、化繊で速乾性や保温性に優れているやつとか。

でも、ちゃんと柄のあるTシャツが欲しいなあ、と思ってるうちに、そうだ作ればいいじゃないかということに気づいた。調べてみると、「Tシャツくん」という制作キットがあることも分かった。印刷した柄をアイロンプリントでTシャツに貼り付けるのもいいが、こう、インクをのっぺりとTシャツに直接印刷したいわたしのような人にはぴったりだ。

じゃあ、作ってみよう。

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●夢のTシャツくん

  これがTシャツくん

とか言っていたのが2003年ぐらい。

「Tシャツくん」を買ったのは今年2004年の7月。
39,800円のTシャツくんの購入を決断するまでそんだけかかった。
放っておいてるっすね。

ここでTシャツくんの仕組みについて。
これは要するに、「Tシャツに印刷したい図柄をプリントごっこの要領でスクリーンに製版して、 それをTシャツの上に載せてインクで印刷する」代物。まあ詳細はTシャツくんサイトをご参照下さい。



●まず最初に
まず、図柄はとりあえず「HEPO」にする。最初は試作品ということで。ついでに当サイト発起人メンバーに嫌がらせで押し付けることにする。

  こういう図柄。   そして製版。


  こんなふうになります



スクリーンが出来た。
詰め込みすぎのような気もするが、まあ最初のテスト版と考えればいい。

ちなみに、製版する時はスクリーンに図柄を露光して焼き付ける(写真の現像みたいに)わけなので、部屋は暗くして紫外線が入らないようにしなくてはなりません。なので上の写真も真っ暗なのです。

あと、露光後は水でスクリーンを洗います。そうすると、スクリーンに露光された図柄の黒い部分がぬけて行って、晴れて完成となるわけです。




●Tシャツに印刷
  うねー

Tシャツの真ん中を決めて、斜めにならないように、慎重に印刷。
インクを載せて、スキージという器具でインクをむにょーって印刷。

この時、セロテープを目印にしたけど、カラーの紙テープが合った方が便利。
スクリーンから裏のTシャツはあんまり見えなくて、透明のセロテープだとどこが目印かよく分からなくなる。案の定、ちょっとずれたような気がする。ちょっと上がり気味?

あと、本当は机などに固定して、Tシャツがずれないようにするのだが、(固定用の器具もついてる)私の部屋には適当な机がないため、新聞紙の上で作業しました。適当な机がある場合は、そうした方が ずれにくいでしょう。



●印刷→アイロン
  しみてる?にじんでる?

念入りに印刷して、スクリーンを外す。
うーん、スクリーン作成時にちょっと失敗したか。
インクがちょっと漏れてる?露光やりすぎだったのか?
(この後、裏面を印刷する前に修正液で漏れた箇所を埋めた)

この後、30-40分乾かして、アイロンをかける。そうすることで洗濯しても色が落ちにくくなるという。
ぶしゅーとアイロンがけ。ハンカチ以外のものをアイロンがけしたのは実は初めてだ。




●とりあえず試作品完成
  連続印刷、そして乾かす

同じように、他2枚のTシャツの表面を印刷。
乾いてアイロンした後に、裏面にも同じように印刷。そして袖にもちょいちょいと印刷。通し番号とアドレス。
袖部分は、幅が狭いので100円ショップで小さめの下敷きを買ってきて、それを裏に当てた。

スクリーン作成1日、表面印刷1日、裏面印刷1日、袖印刷1日の合計4日間で完成。でもそれぞれの間には1−2週間のタイムラグがある。
よって、総作業期間は約2ヶ月。
だらだらとやりました。夏の夜中・残業後の夜中・飲み会の後の夜中・明け方。


で、以下が完成品。肉氏が着た姿。

  表。   裏。



これで作り方が分かったので、どんどん作っていきたいと思います。

もう冬だけど。



<おしまい>



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